第119回 国保組合会を開催
2016年度の決算を承認

国保組合は7月28日(金)けんせつプラザ東京において、第119回組合会を開催し、組合会議員、理事、監事、顧問あわせて39人が出席しました。16年度の事業報告、歳入歳出決算報告および監査報告、決算剰余金処分案について審議され、全会一致で承認されました。その他、規約の一部改正の理事専決処分を報告し、特定健診・個別健康サポートを推進している支部からの報告を受けたあと、専門委員会を開催しました。
宮田理事長と来賓のあいさつの後、組合会議員の選出を確認しました。その後、議長に遠藤秀明氏(台東)、副議長に渡辺貞雄氏(村山大和)を選出しました。
来賓として、全建総連・松尾社保対部長、東京都連・宮本書記長、東建国保・阿南理事長が出席されました。
事業・決算報告
16年度事業は、第2期中期財政計画に基づき財政の安定化、保険者機能の強化、国保組合の魅力確保を追求しました。組合員資格確認のために就業実態調査を実施し、事業の改善では、疾病入院給付金を5日以上の入院で1日目から支給することとし、葬祭費は5万円から7万円に増額、健診と同時実施のがん検診費用の一部補助を開始し、集団健診と出張歯科健診を同時実施できる体制を整えました。
16年度の歳入は607億9千8百万円、歳出は542億4千1百万円で、剰余金は65億5千7百万円となりました。
監査報告
会計、事業内容とも適正に運営されていることを確認したと報告され、保険者機能を発揮する事業の遂行と予算の確保、職業病対策、特にアスベスト疾患を含むがん対策事業の普及に努めるよう求めるとの意見が付されました。
剰剰余金の処分
補助金返還分(約6億7千万円)および補助金・医療費等の不確定要素を考慮して63億2千2百万円を繰り越し、2億3千4百万円を電算事務処理改善積立金へ積み立てることが確認されました。
支支部報告
調布支部と小平東村山支部から、特定健診・個別健康サポート(特定保健指導)推進への取りくみの報告がされました。
特別表彰等
今期をもって役員を退任される朝倉法明氏(小金井国分寺)、組合会議員を退任される佐久間輝雄氏(墨田)、金谷修氏(江東)、堀江正氏(渋谷)に対し、国保組合表彰規程に基づき表彰を行ないました。
議長降壇の後、丸山副理事長から「建設国保への補助金獲得に向けて、はがき要請行動等に取り組むとともに、命と健康を守る運動を前進させて、特定健診・個別健康サポートの推進で医療費を抑制しよう」とあいさつがあり、第119回国保組合会を閉会しました。





がんを早期発見しました
【葛飾・左官・Yさん】
私は乳がんを早期に発見して、治療することができました。乳がんは、自分で発見することのできるがんです。
最近では、元キャスターの方が乳がんで亡くなりましたが、乳がんを早期に発見し、早期に治療ができた私の経験を、一人でも多くの皆さまにお伝えできればと思います
乳房に違和感
私は、乳がんを自分で触って見つけました。周りの友人たちの間で、この数年の間に乳がんになる人が多かったので、私自身も気に掛けていました。そんな中、今年の2月くらいに、乳房を触っていたら、「あれ?なんかポチっとあるな」と違和感がありました。
そのときから一週間ほど、様子を見ましたが、腫瘍のようなものが無くならないので、近くの産婦人科へ行きました。
検検査の結果 大学病院へ
産婦人科の先生は「そんな大したことないかな」と言っていたけど、超音波で調べたら1pくらいの影がありました。先生に「どうする?」と言われたので、紹介状を書いてもらい、大学病院へ行くことにしました。
がんと診断
大学病院の先生も、「そんなにアレじゃないなぁ」と言っていましたけど、一応検査をしてもらいました。
MRI・CT・マンモグラフィの検査を受けた結果、がんとは診断されず、「線維腺腫」という病名でしたが、「不鮮明なところがあるので悪性かもしれません」と言われました。
その後に、細胞診と組織診を受けたら、がんと診断されました。
家族に感謝
母が大腸がんだったし、祖父も胃がんでした。がん家系だなと思っていたので、心の準備は出来ていました。なったものはしょうがないって。
がんと診断されたことを夫に伝えたところ、顔色一つ変えませんでした(笑)。それでも、周りの人には相談していたみたいなので、心配してくれていたと思います。
子どもたちは色々調べてくれたりして、感謝しています。
術後の経過
今年の5月に手術で入院しました。6月の下旬から、放射線の治療を合計25回行ない、8月1日で終わりました。
通常、術後の診察は3カ月後、半年後くらいにあると思いますが、私の場合は早期治療ができて経過が良好だったからか、次の診察は1年後となりました。
おかげさまで、手術前と同じように、夫と一緒に現場に出られるようになりました。
女性のみなさまへ
乳がんは自分で触って発見できるので、やらないともったいないと思います。
私の場合は、寝る前に布団で横になり、4方向から乳房を触って、大丈夫かなって気にしていました。時間にすると、ほんの数分です。
しこりや硬いところはないか、乳頭からツユが出ていないか、そういうことを気にしていました。
知人で、ツユが出ていると言っていた方がいたので、病院に行くように話したところ、その方も乳がんでした。
みなさん忙しいとは思いますが、健診は必ず受けましょう。がんに限らず、他の病気が見つかるかもしれません。早期発見・早期治療ができれば、病気の進行を止められると思いますので。
2016年度の表彰 検診・個別健康サポート
7月28日に開催された国保組合会で、2016年度特定健診・個別健康サポートの受診率上位支部と分会が表彰されました。
特定健診の第一位は調布支部、第二位は多摩・稲城支部、第三位は小平東村山支部でした。個別健康サポートの第一位は調布支部、第二位は港支部、第三位は渋谷支部でした。
健診の大切さを仲間に伝え、多くの受診につなげた功績をたたえて、それぞれの上位三支部を代表した組合会議員へ宮田理事長から表彰状と目録が贈られました。
調布支部 2年連続 三冠達成
調布支部は、2年連続で「健診受診率」「個別健康サポート利用率」「家族受診率」の三部門で首位に輝きました。
今期は、国から求められている「特定健診70%・個別健康サポート30%」の到達を目指します。

医療費通知は大切に保管を
国保組合では「医療費のお知らせ」を年に2回、組合員宛てに郵送しています。
医療費は、みなさんの保険料や、補助金等から支払われています。みなさんが窓口で負担した分を含む医療費全体を確認していただき、受診状況や同じ病気で複数の病院へかかっていないか(「はしご受診」「重複受診」)などのチェックにお役立てください。
医療費節減のため、予防や適正な受診に、ご協力をお願いします。
◆発送日 8月28日(月)
◆対象となる月
「医療費分」1〜4月受診分
「柔道整復師分」2〜5月に国保組合へ請求された分
※世帯全員分について、「医療費分」と「柔道整復師分」を一括して組合員宛てに郵送します。
◆問い合わせ先
「医療費分」審査係
03-5348-2986
「柔道整復師分」給付課
03-5348-2985
※2017年4月に所得税法が改正され、「医療費のお知らせ」が医療費控除の証明書類の一部として認められるようになりました。2017(平成29)年分の確定申告から使用できますので、大切に保管してください。詳しくは税務署にお問い合わせください。

法人事業主の皆様へ
東京土建国保に加入いただいているみなさんの事業所では、保険証に付いている健診受診券を使って、支部集団健診や国保組合の健診契約機関で受診すれば、労働安全衛生法の定期健診の項目を満たした健診が、事業所負担なしで受けることができます。
すでに、国保組合と契約していない医療機関で健診を受けた場合は、「事業所健診報告書兼補助金(提供料)申請書」に従業員の@健診受診券A健診結果の写しB問診票の写しを添付して提出していただければ、従業員一人あたり3千円の提供料を、お支払いします(特定健診検査項目をすべて受けている事が支給要件となります)。
くわしくは「東京土建手続きのご案内」(クリアファイル冊子)を、みなさんの所属する支部を通じて配付しますので、ご確認ください。
事業所健診に関するお問い合わせは、所属の支部または国保組合・健康増進課までお願いします。


けんチャレ2017に参加しよう
4月から、組合員全員と19歳以上の家族を対象に、健康意識の向上を目指す『けんチャレ』の取り組みが始まっています。けんチャレは「けんチャレスタンプラリー」と、「けんチャレプログラム」の2種類あります。所定の用紙を提出いただいた方には、クオカード千円分(先着1500人)と、抽選で賞品が当たります。みなさん奮ってご参加ください。
けんチャレスタンプラリー
けんチャレスタンプラリーでは、健診や歯科健診(※1)、個別健康サポート、支部が主催する健診結果説明会や健康教室、その他の支部のイベント(※2)に参加する方は、スタンプラリーカード(※3)を支部に持参して、スタンプ(※4)を押してもらいましょう。
スタンプを3つ以上集めたら、所属の支部または国保組合へ提出してください。
(※1)「歯科健診センター」からの申込みに限ります。
(※2)群会議や住宅デー、土建まつり等もスタンプの対象です。
(※3)土建国保ガイドの巻末にとじ込まれています。見当たらない場合は、国保組合ホームページから印刷できます。
(※4)支部集団健診にスタンプカードを持っていくのを忘れた場合や、健診等を支部主催ではなく、個別に受けた場合は、ご自分で日付を記入していただければ、スタンプの代わりになります。
けんチャレプログラム
けんチャレプログラムでは、「記録票」(※1)または「国保組合カレンダー」(※2)に、体重・歩数・血圧のいずれか1つ以上を、3カ月以上記録(1カ月10日以上の記録が条件)し、国保組合へ提出してください。
(※1)保険証が入っていた封筒に同封されています。見当たらない場合は、国保組合ホームページから印刷することができます。
(※2)コピー可。
賞品について
「けんチャレスタンプラリー」または「けんチャレプログラム」に参加し、「スタンプラリーカード」または「記録票」を提出いただいた方のうち、合計で先着1500人(※)にクオカードをプレゼントします。さらに応募者全員の中から抽選で上記の賞品をプレゼントします。
「けんチャレ」の応募は来年の3月末日まで受付をし、賞品の抽選は来年6月頃に行ないます。クオカードがもらえなかった方でも、抽選の対象になります。
両方の取り組みを提出した方は、賞品の当選確率が2倍になりますので、みなさん奮ってご参加ください。
(※)1500人に達したら、国保組合ホームページでお知らせします。

けんチャレ 提出第一号の方の声
【三鷹武蔵野・設計・製図・Kさん】
参加するだけでクオカードがもらえた
けんチャレの取り組みは、支部の書記の方から促されて知りました。
私は@健診を受け、A健診結果説明会とB住宅デーに参加し、スタンプが3つになったので、スタンプラリーカードを支部へ提出しました。
その後、しばらく経ったころに、国保組合からクオカードが送られてきました。参加するだけでクオカードがもらえて、ありがとうございました。
また、来年には健康グッズの抽選があると聞いているので、楽しみにしています。
みなさんも健康な身体づくりのきっかけとして、「けんチャレ」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
私は健康維持のため、塩分は控えめに、なるべく歩く目的をつくって、歩くようにしています。
西東京支部会館で個別健康サポートを実施
【西東京・塗装・Sさん】
目標は体重3s減と腹囲2p減
昨年の11月に受けた健診で、血圧と腹囲から、個別健康サポートに該当しました。
国保組合から通知が届いたあとに、支部から「個別健康サポートを受けてみませんか?」と連絡があったので、受けることにしました。
管理栄養士さんと相談し、体重は3s・腹囲は2p減らすことを目標に設定しました。
目標達成のために、@ウォーキングをするA毎日のお酒を缶ビール1本におさえるB間食をやめることにしました。
個別健康サポートは、半年間取りくみます。何かと飲み食いの量が増える年末年始は心配ですが、目標を達成できるように、頑張ります。




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