ウォーキングしませんか? ~隅田川テラス編~
東京土建国保組合ホームへ

中央大橋からの眺め
 今回は、両国から月島まで隅田川に沿ってウォーキングしました。

 スタート地点である両国駅周辺には、相撲部屋だけでなく、江戸の大半を焼失するに至った明暦の大火の犠牲者を弔うために建てられた回向院や赤穂四十七士が討ち入りしたことで有名な吉良邸跡(本所松坂町公園)などの見所が多くあります。そこから隅田川へ出れば、両岸に沿って舗装・緑化が施された美しい遊歩道「隅田川テラス」が現れます。ここから下流の月島まで、多様なデザインを主張するかのように架けられた橋巡りをしながら歩きます。しばらく歩けば、江戸情緒を色濃く残す深川エリア。川から少し離れますが、清澄庭園や深川江戸資料館、松尾芭蕉ゆかりの地にある芭蕉記念館に立ち寄り、当時に想いを馳せるのも良いかもしれません。

 さて、川に戻り、古今の文芸作品に数多く描かれた萬年橋を渡れば、曲線的かつ女性的で優美な雰囲気の橋が迫ってきます。関東大震災後の震災復興事業で、当時、世界一美しい橋と呼ばれたドイツ・ケルンの大吊橋をモデルにした清洲橋です。この美しい橋を渡り、対岸のテラスを歩いていくと、清洲橋とは対照的に男性的な重量感のあるアーチ橋が現れます。「震災復興事業の華」と謳われた清洲橋に対して、「帝都東京の門」と言われた永代橋です。赤穂四十七士も渡ったと言われるこの橋の下をくぐり、更に下流へ向い、対岸の超高層マンション群(大川端リバーシティ21)を結ぶ斜張橋(中央大橋)を渡ると、そこは、古い下町の面影とリバーシティ21の超近代的な風景が融合して不思議な雰囲気が漂う佃島です。船宿の小船が係留されているレトロな雰囲気や佃島の鎮守である住吉神社を楽しみながら散策するとおもしろいかもしれません。ここまで来れば、もうゴールの月島です。
【国保だより 09年3月号掲載】

コースデータ
総距離   5.0km
所要時間  2時間(散策含む)
歩数    9,300歩

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START

両国駅

4分

回向院

9分

隅田川テラス

8分

芭蕉記念館

7分

清洲橋

15分

永代橋

20分

月島

GOAL
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