ウォーキングしませんか? ~玉川上水編~
東京土建国保組合ホームへ

 いい季節になりましたね。
 今回は紅葉の玉川上水緑道を京王井の頭線久我山駅から井の頭恩賜公園まで約4.4km歩くコースをご紹介いたします。
このコースの特色は、木々がうっそうと生い茂る道幅2~4m程の狭い岸辺の土の道を、その感触を味わいながら、14もの大小の橋を通り井の頭恩賜公園に至るというものです。

 スタート地点は京王井の頭線久我山駅の南口です。久我山商店街(はみんぐロード)の登り坂を国学院久我山高校の方向に向かってまっすぐ400m程上がっていくと、玉川上水にぶつかります。ここまで来たらあとは岸に沿って紅葉のトンネルを歩いて行けばいいだけ。川の流れ(せせらぎ)が井の頭公園までいざなってくれます。
 左岸を歩くか右岸を歩くかは臨機応変に決めましょう。右岸の方が比較的広く明るい道ですが、いったんぬかるむと生い茂る大樹のためか路面の渇きが遅いので注意が必要です。

 コースの進行状況は随所にある橋が目安となるでしょう。牟礼橋には杉並区と三鷹市の市境を示す標識が立っています。すぐその隣には上水の流れの音がどんどんと響くので、そう名付けられた通称どんどん橋(旧牟礼橋)という古い小さな橋が残されていて、三鷹の美しい景観の一つにあげられています。青葉の季節は特にお勧めです。雨の時など、両岸の緑が重なり合い、くすんだ煉瓦が濡れて、少し明るさがよみがえるようで、橋の色との対照がとても美しいものです。
 どんどん橋を過ぎると都会では珍しいキウイ畑や野菜・生みたて玉子の庭先直売所があります。ちょっと立ち寄って今晩のお夕食にいかがですか。長兵衛橋、東橋宮下橋と進んでいきます。宮下橋は三鷹台駅に続く道路が交差しており、車の通りが激しいので注意して下さいね。宮下橋を過ぎ、うっそうとした竹やぶの脇にある小さな若草橋を過ぎると、井の頭橋に出ます。井の頭橋の左手には法政大学付属中高のキャンパスが見えます。この辺りでは上水の岸が高く、家々は岸よりかなり低い所に建っています。上水を覗き込むと水は見えないほど下の方を流れており何か吸い込まれるような気持ちがします。

 更に上水のほとりを水音と緑に包まれながら上流へと辿ると程なく幸橋に出ます。幸橋からこのコース最後の橋・ほたる橋の間のせせらぎの音は大変美しいものです。この近くにはそういった自然の響きを愛した武者小路実篤の旧居や吉村明・津村節子夫妻の住まいもあります。
 ほたる橋を過ぎるともうそこは今回のゴール地点、井の頭恩賜公園内。左岸は西園で大きなトラックがあり、ランニング姿で汗を流している人や青空の下 Do It Yourself型 フィットネスシステムで各々エクササイズにいそしんでいる姿が見受けられます。
【国保だより 07年11月号掲載】
 

大きな地図で見る
ウォーキングトップへ戻る