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国保組合だより2192号(11月20日号)

2016年4月から8月分の医療費の動向
“手洗い・マスク”で感染症を予防しましょう

一人当たりの医療費は横ばい 年度後半の伸びを注視

 高齢化や医療技術の向上などで、医療費は年々伸びる(自然増)と言われています。今年度は、今のところ被保険者の構成に大きな変化はありませんが、被保険者の平均年齢は昨年の38・04歳から37・81歳と、わずかながら低くなりました。
 これから冬場を迎えると、感染症の予防が重要になりますので、みなさんのご協力をお願いします。8月までの医療費の動向と、国保組合での取り組みをまとめましたので報告します。

診療報酬改酬定の影響
 今年度は2年に1度の診療報酬の改定年度に当たりますが、薬価を中心に0・84%引き下げられました。今回の改定は、団塊の世代がすべて75歳以上となる2025年を見据え、「病院完結型」から在宅医療を含めた「地域完結型」の医療への転換推進が大きなポイントとなっています。紹介状なしに大病院で受診したときの定額負担の導入、かかりつけ医、かかりつけ薬局・薬剤師の報酬引き上げ等、大病院、中・小病院、かかりつけ医それぞれの役割を明確にして、医療機能全体の効率化を目指しています。
 一人当たり医療費は、前年同時期と比較して1・20%減少しています。(図1)

図1

未就学児の医療費が増加
 年齢区分別の一人当たり医療費は、70歳以上が0・30%減、65歳から69歳が1・12%増、7歳から64歳が0・90%減、未就学児(7歳未満)が3・85%増となっています。

季節性や流行性の疾患の動向
 季節性や流行性の疾患は、医療費の動向に影響を与えます。
 熱中症の件数は、昨年と比べて5月は1・32倍(入院0件、外来25件)、6月は1・20倍(入院2件、外来34件)と増えましたが、7月は0・53倍(入院4件、外来118件)、8月は0・66倍(入院3件、外来160件)と昨年を下回りました。7、8月の平均気温は例年並みでしたが、日照時間や天候不順の影響もあってか、少なくなりました。

年度後半の医療費に懸念
 これからインフルエンザや風邪が流行する季節に入ります。今年は、すでに9月にインフルエンザによる学級閉鎖が都内で報告されており、流行が心配されます。
 流行性の疾患は、学校などの集団生活で感染することが多いため、特にお子さんのいる家庭では、“手あらい、マスク”を習慣づけ、部屋の換気にも注意し、家族全員が予防接種を受けて、冬を元気に乗り切りましょう。
 RSウイルス感染症が流行しています。乳幼児に多い急性呼吸器感染症で、重い肺炎になることもあります。夏頃から流行が始まり、秋に入ると患者が増えますが、国立感染症研究所の発表によると、9月26日〜10月2日の一週間で5463人が報告され、過去10年間で同時期の最多を更新しています。空気感染はしませんが、せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)で感染するため、流行時には赤ちゃんを人ごみに連れて行かないほうが安心です。
 前年度と比較して、医療費は落ち着いているようにみえますが、年度後半の医療費の伸びを注視していきます。(図2)

図2


高額医薬品の医療費への影響
 昨年度は高額なC型肝炎治療薬の保険適用、がん治療薬の効能追加があり、下半期医療費の伸びに影響を与えました。C型肝炎治療薬は、新規投与者の減少と4月に薬価が31・65%引き下げられたこともあり、昨年度ほどの影響は見られません。

健康な生活を送るために
 国保組合では、高血圧や糖尿病の予防に注目した保健対策事業などを実施し、みなさんが病気にならない生活習慣を身につけるよう、呼びかけています。
 支部主催の健康教室では、食事や運動など健康な生活習慣を学べますので、ぜひご利用ください。また、健康管理のため、年に1回の健診を受け、結果説明会に参加しましょう。

受診は診療時間内に
 同じ病気で複数の医療機関にかかったり、緊急以外の夜間・休日の受診は避けましょう。午後6時以降は医療費が最低でも500円上乗せされます。できるだけ午後6時より前に受診しましょう。
 薬を処方される場合は、ジェネリック医薬品を選ぶと、薬代が抑えられることもあります。生活習慣病などの治療で長期間薬を服用される方は、かかりつけ医に相談されてみてはいかがでしょうか。

国保組合はみんなの財産
 国保組合が医療機関に支払う医療費は、みなさんの保険料と、運動で獲得した国や東京都の補助金から支払われます。
 国保組合では、医療機関からの請求内容の点検や、労災などの紛れ込み防止など、無駄な医療費の支払いがないように努めています。
 みなさんの共有財産である国保組合を守るためには、みなさんの協力が欠かせません。健康な生活を送り、いざというときの備えとして、みなさんの保険料を大切に使い、一人ひとりの力を合わせて、国保組合を守りましょう。

ジェネリック医薬品をご存知ですか?


マイナンバーに関する重要なお知らせ


就業実態申告書および業種確認書類提出はお済みですか?

手洗い・マスク・予防接種でインフルエンザ対策を

 まもなく、インフルエンザが流行する季節になります。
 「手洗いをする・マスクをする」ことなどで、感染する可能性を下げることができます。
 インフルエンザの感染経路として、咳やくしゃみの際に口から出る小さな水滴による飛沫感染(ひまつかんせん)が一番多いと言われています。

◆咳やくしゃみを他の人に向けてしない
◆咳やくしゃみが出るときはマスクをする
◆手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う

 これらのことをしっかり守り、感染を防ぎましょう。
 インフルエンザワクチンの予防接種は、感染後に発病する可能性を下げる効果と、インフルエンザにかかっても、重い症状になるのを防ぐ効果があります。特に高齢者や持病のある方は、接種をぜひ検討してください。
 また、インフルエンザは例年12月〜3月頃に流行し、1月〜2月に流行のピークを迎えます。
 ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間ほどかかることから、毎年12月中旬までに予防接種を受けるようにしましょう。
 参考:厚生労働省「インフルエンザQ&A」

健診を受けたら結果票をしっかり確認

 健診は、受けて終わりではなく、後日届く結果票をしっかり確認しましょう。
 とくに、結果票に「要精査」「要医療」と書いてあった方は、いのちに関わることもありますので、早めに医療機関を受診してください。
 国保組合では、健診の結果から、血圧、血糖、腎機能、便潜血について、とくに受診が必要と思われる方に、医療機関への受診をおすすめする手紙をお送りしています。
 手紙が届いた方で、まだ医療機関に受診されていない方は、早めに受診をお願いします。

2017年国保カレンダーを配付します

 国保組合では、2017年のカレンダーを作成しています。
 身近な病気の情報や、医療費節約に役立つ情報、保険証や給付金の手続に必要な書類などを掲載しています。普段の生活や、受診の際に参考にしてください。
 また、体重・歩数・血圧の記入欄もついていて、体調の自己管理にも便利です。
 12月の群会議などで配付をしますので、ぜひご活用ください。
 ※群会議などに出席できず、カレンダーを受け取れない方は、所属の支部にお問い合わせください。

「健診結果をみてみよう!」ホームページに掲載しました

検診結果をみてみよう
ぜひ一度ご覧ください!

 健診結果の見かたを分かりやすく解説した人気の小冊子、「健診結果をみてみよう!」(電子版)を、ホームページに掲載しました。(※)東京土建健診で受けられる検査や、昨年から始まった大腸がん(便潜血)検査等も解説しています。
 また、ホームページには、保険証や給付金の各種手続方法や、申請書ダウンロード、健診契約機関一覧、契約レジャー施設の案内やお得な情報などを掲載しています。まだ見たことがない方は、ぜひ一度ご覧ください。
 ※ホームページをご覧になれない方は、同冊子を所属の支部で配付していますので、気軽にご連絡ください。


給付金・補助金の支払日


異動の届出は14日以内にお願いします


練馬支部 秋の集団健診を実施

photo
練馬支部会館のようす

四会場で同時実施 469人の仲間が受診
 練馬支部は、秋の集団健診を10月16日に実施し、469人の方が受診しました。
 当日は(1)練馬支部会館(2)練馬第一診療所(3)練馬第二診療所(4)大泉生協病院の四会場に分けて実施、天気に恵まれ、各会場はとてもにぎやかでした。
 練馬支部では、2月にも四会場で集団健診を予定しています。まだ健診を受けていない方は、必ず受けましょう。


【練馬・塗装・Hさん】
 私は富士見台分会の社会保障対策部長で、当日は健診の受付などをやりました。
 健診は日曜日でしたので、とても来場者が多かったのですが、目立ったトラブルもなく、無事に終了することができました。
 私も当日健診を受けました。以前からコレステロールの値が高いので、日頃から、牛肉や豚肉を控えて鶏肉を食べるようにしたり、野菜から食べ始めるようにするなど、食事に気を付けています。
 また、仕事が終わった後にジムでトレーニングをして、健康を維持するよう心がけています。
 みなさん、今年も東京土建健診を受けましたか?まだ受けていない方は、早めに申込んで受けてください。
 支部集団健診の日程は都合が合わないという方は、直接、健診契約機関に予約して個別受診で受けられます。
 「働いている現場で健診を受けているから、東京土建健診は受けない」という方もいますが、東京土建健診は自己負担が無く、検査項目がとても多く、アスベスト対策として胸部レントゲンの再読影も含まれており、建設職人に最適な内容ですので、受診されることを、おすすめいたします。


保健指導を受けて5kg減 国保組合カレンダーも愛用
【目黒・電気・Sさん】

 昨年の秋に受けた東京土建健診の結果、保健指導の対象になりました。日頃の食事内容や運動量の少ないことが、保健指導の対象になった理由だと思います。
 保健指導を受けることになり、私の場合は診療所の看護師さんと面談をして、日頃の生活を振り返り、食事や運動の目標を設定しました。
 具体的には、食事の量を腹八分目にすること、毎日30分歩いて、保健指導が終了する半年後には、体重を3kg減を目指すことになりました。
 取り組みの結果、最大5kg近く体重が減ったときもありましたが、その後忙しくて歩けなかったりしたので、いまは3kg減ったくらいの体重に落ち着いています。
 私は電気工事の仕事をしていますが、アンテナなどの取り付けや配線などで、脚立や足場、屋根にも登るので、体重が5kg近く減ったときは、身体が軽くて仕事がしやすかったです。少し戻ってしまった体重を、いま一度落としたいと考えています。
 数年前から、国保組合のカレンダーに毎朝体重を記録しており、記録を始めた当時と比べて5kgくらい体重が減っているので、これからも体重の記録を続けたいと思います。
 保健指導の対象になると、国保組合から通知が届きますが、よく分からない、忙しいからと言って受けない方がいます。
 みなさん毎日仕事で忙しいと思いますが、保健指導に掛かった時間は、私の場合、初回面談で診療所に行って、30分程度の面談をしたあとは、何回か電話で現状の報告をしただけです。
 保健指導を受けずにそのまま放っておくと、高血圧などの生活習慣病になり、いのちをおびやかす危険性もあるので、対象になった方は積極的に受けましょう。

節目健診対象の方は早めの受診を

 節目の年齢(詳しくは左の表をご確認ください)の方の健診受診券には「★節目健診(人間ドック)★」と印字されています。
 この受診券を利用することで、国保組合からの補助額2万5千円(脳ドック併用は5万円)を差し引いた額で節目健診が受けられます。節目健診の補助が受けられるのは5年に一度だけです。この機会を逃さず、詳細な身体のチェックを行ないましょう。
 節目健診の受診券は、誕生日を迎える前でも使用できます。年明けは健診機関が混み合いますので、早めの受診をおすすめします。


節目健診(人間ドック)の対象の方


健診契約機関の追加


ご存知ですか?がん検査費用の一部が補助されます!


インフルエンザ予防接種に補助金が出ます!


東京土建健診を知ろう 第14回


がん相談


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