特定保健指導とは
特定保健指導実施機関一覧
・動機付け支援が受けられる機関はコチラ
・積極的支援が受けられる機関はコチラ
国保組合などの医療保険者にはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策として、40歳以上で1年間を通じて加入している方(年度途中での加入・脱退のない方)を対象に「特定保健指導」を実施することが、国によって義務づけられています。
特定保健指導とは、内臓脂肪の蓄積のある方に対して、将来起こる可能性がある心臓や脳の病気を予防するために、生活習慣の改善を個別に支援していくものです。
1.今よりも元気になれる
自覚症状が無い今がチャンス!
食事や運動の効果的なアドバイスで、今よりも健康に!2.家族や勤め先にもプラスに
いつまでも元気でいれば、家族もハッピー!
勤め先の健康経営にもプラスに!
3.将来の医療費や治療時間も節約に
自覚症状が出てしまうと、重症化によって多くの医療費や時間がかかる場合も…
生活習慣病を遠ざければ、治療にかかる費用も時間も節約できます!
対象となる方
東京土建健診(特定健康診査の内容を含む)や質問票の結果から、下図の選定基準に従い、生活習慣病発生のリスク(高血圧、脂質異常、高血糖、喫煙など)に応じて、「動機付け支援」または「積極的支援」に分けられます。
指導の内容は、保健師、管理栄養士などの専門職との面接で、生活の状況をお尋ねし、食事や運動習慣の見直し・改善目標の設定を行い(「野菜から食べる」、「コーヒーを無糖にする」など)、3~6カ月間継続的に取り組むというものです。
対象となった方には、健診機関や特定保健指導実施機関または国保組合から連絡があります。健診後に保健対策推進委員からの利用のおすすめがあった場合には、必ずご利用ください。費用は無料です。
特定保健指導の面接は、次の3つの方法で受けられます
- 健診当日(支部集団健診または個別健診)に受ける、もしくは別日に受ける予約をする
- 支部主催の面接日に受ける
(支部へ申し込みます。面接日は、支部集団健診の健診結果説明会と同日の場合もあります) - 国保組合から届く申込書を返信して、実施機関や自宅、カフェ、事業所などで受ける
★オンライン面接も可
※初回面接を受けた方にはクオカード(3,000円分)を進呈します。
糖尿病等重症化予防対策
糖尿病性腎症等で通院されている方のうち、重症化するリスクが高い方に対して、個別にサポートします。オンラインでのサポートにも対応しています。対象の方には、国保組合から通知をさせていただきます。生活の質を確保し、いのちを守るために、通知が届いた方は、必ずご利用ください。なお、サポートに要する費用の負担はありません。
糖尿病予防サポートプラン
健診の結果、血糖の状態が一定基準以上で、腹囲・BMI(体格指数)では特定保健指導に該当しない方に対して、糖尿病予防のための生活習慣改善を個別にサポートします。対象の方には国保組合から通知をさせていただきますので、必ずご利用ください。
なお、サポートに要する費用の負担はありません。
医療機関の受診のおすすめ
健診後は必ず結果票を確認しましょう。とくに、「要受診」「精密検査」と書いてあった方は、いのちに関わることもありますので、早めに医療機関をご受診ください。
国保組合では、健診の結果から、血圧、血糖、腎機能、便潜血について、とくに受診が必要と思われる方に受診をおすすめする手紙をお送りしています。
便潜血検査「陽性」の人に、がんが見つかっています
便潜血検査は大腸がんを調べる検査です。結果が「陽性」の場合はがんの恐れがあるため、病院の受診・検査が必要になります。
2022年度は1,481人の「陽性」の人に受診をおすすめする手紙をお送りしました。その後受診したのは252人と少ない結果だったものの、そのうち15人にがんが見つかりました。※
大腸がんは、早期に見つけて治療すれば経過が良好ながんです。「たまたまかも?」「痔かも?」と自己判断せず、早めにかかりつけ医や受診した健診機関、近くの消化器内科をご受診ください。
※通知後3カ月間の受診状況を確認した結果。
2022年度 便潜血検査「陽性」のため手紙を送った1,481人の状況